漫画家『ジョージ朝倉』先生を勝手に語る。一番なんて選べません。
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ジョージ朝倉
1995年、『別冊フレンド』(講談社)に掲載の「PUNKY CAKE JUNK(パンキー・ケーキ・ジャンキー)」でデビュー。代表作は、第29回講談社漫画賞少女部門を受賞した『恋文日和』。
どーもこんにちわ39です。
まず私のジョージ朝倉的世界観のイメージ。
妄想・絶望・生命力・情動・繊細・憧れ・激情
人間の感情の描き方が独特ですごくうまい。良いとか悪いとかじゃない、善悪関係なく、激しく揺れ動く感情。どんな世界でもジョージ朝倉が描くとそこに引き込まれるんです。一瞬で周りが見えなくなる。
そんなイメージです。
衝撃的な出会い
出会いは19年前、、『恋文日和』1、2巻の表紙買いでした。
そして漫画大好きで絵をよく描いていた私はもれなくジョージ朝倉先生の影響も受けまくりました。瞳の横から光を入れるとか、二重の描き方とか。
漫画を描いていたときはコマ割りや構図も参考にさせていただきましたねー!ほんと大好きです♡
『恋文日和』
↑ これですこれ!!
あれは私が高校生のとき、学校からの帰り道にある本屋さんにて。
漫画大好きな私は、新しい漫画を開拓しようと毎日のようにコミックコーナーへ足を運んでいました。
そして『恋文日和』1、2巻が平で並べてあったのです。その光景は今でも鮮明に思い出せます。
「めっちゃ絵柄スキやわ!!!!」と即買い。運命の出会いです。
そのときからずーっとファンです。
『少年少女ロマンス』
これはほんっと”ジョージ朝倉”感めっちゃ出てて大好きな作品です。ぶっ飛んでます。
新装版も。
↑ めっちゃいい表紙だなあ〜〜!!ジャケ買いしちゃう!!
少女『蘭』のあの感じ、なんと表現すればいいのか、、力強く思い込み、行動し、振り切って、間違っていようが必死で、ただただ真っ直ぐに自分の感情に素直で、それでいて儚げで、すぐに壊れてしまいそうな。
そして少年『右京』は、
とことん天邪鬼でひねくれていて、素直になれず、好きな人を傷つけてしまう、愛で傷つけてしまう、そして必死で。
少年と少女ふたりとも、一見『よくいる』人物設定ではないけれど、本当はみんな心に秘めていたり、表に出さないだけでみんな持っている感情だったり表現だったりで、
それがほんとジョージ朝倉の世界観で大好きです。
『水蜜桃の夜』
さらに私的ジョージ朝倉はこれもです。
『水蜜桃の夜』に収録されている一話。『愛の暴走』。
「会いたくて会いたくて あたしはアホになる」暴走する女。そこで正論語るんじゃなく、押さえつけるんじゃなく、道理に反していようが共に生きる。そんな感じ。ほんと力があるんですよねなんか。生命力に溢れている。
あとこれは恋文日和を買ってすぐに買った本。ジョージ朝倉の初期の短編たち。
ジョージっぽいすこしエロ色っぽい感じなので、高校に持って行って読んでいたら「なにそれエロいやんエロ本やん」と男の子に言われたのを覚えてる(笑)
『テケテケ★ランデブー』
これ大好きです。
主人公のたよ子見た目ギャルだけど純粋で素直でかわいくて。
そして獅子王先生、あの博愛主義のあの感じっ…!!誰にでも同じ対応で常にニュートラルで感情の起伏がなくていつもニコニコしていて、それを素でやってしまっているところが、もう、好きになった方としてはたまらないですよね。どうしようもない。
そしてすんっげームカつくんだけど嫌いになれないんですよねー!!だけど一緒にいても疲れるだけ。寂しいだけ。辛いだけ。強い意志を持って離れるしかないんですよね。
しかし見事に私も惚れてしまいました。
そして獅子丸くんのガキっぽい感じもたまらんのですよね。
ディクディク(テケテケ)かわいい♡
↑ 獅子王先生のこの笑顔が人を惑わすんです…。
↑ そして私のジョージ朝倉作品のイメージはこんな表情ですね。感情が表情全面に出ている。
『平凡ポンチ』
これも好きです。
なんかもう、自意識おばけみたいなミカが次第にほほえましくすらなってきます。
勢いで殺人を犯して逃亡する逃亡劇のドキュメントを撮影って、、ぶっ飛んでてめちゃくちゃでいいです。これまたジョージ朝倉。
『ピースオブケイク』
素晴らしいですよねもちろん!!
志乃の男に流されてふらふらしてへらへらしてる感じイラっとしますけどわかる部分もたくさんあって、ヒゲ店の適当な感じに惹かれるし。
他の作品の様な私的”ジョージ朝倉”っぽさは少ないですが、これもご多分に漏れずハマりました。
映画化もした名作ですね。観てませんが。
漫画の実写化は基本的に好きじゃない派です。
しかもキャストがイメージと違いすぎて…。多部ちゃんも綾野剛も好きだけど、志乃とヒゲ店ではないんです!なので観る予定もありません。
『溺れるナイフ』
映画化といえば『溺れるナイフ』も。
これも観ていませんが原作は大好きですもちろん!!
小学6年生から中学生と…一番の思春期時代ですよね。子供でも大人でもない、心も体も一番成長する時期。
その成長過程で力強くもがきまさに溺れそうになりながらも必死に生きてく様、すぐに壊れそうな鋭く危ういナイフ…。泣きながら読んだ記憶があります。
『ダンス・ダンス・ダンスール』
ただひとつ、、今連載中の『ダンス・ダンス・ダンスール』だけは諸事情により少ししか読んでないんです……ああ…ファン失格だ……!
これもほんとジョージ朝倉先生の描く生命力、力強さ、情動、躍動感出まくりですんごいです。二次元のはずなのに、目の前に光景が広がっているように感じる。
やっぱり買います。ガンバッテ買います。語ってるうちにどうしても欲しくなっちゃいました!(笑)
最後に
でもそれ以外は全て持っていると思います(新装版除く) 多分。
私的オススメはやはり『少年少女ロマンス』と『テケテケ★ランデブー』です!
ぜひぜひ一度読んでみてください⭐︎
長く語ってしまいました。読んでくださってありがとうございます⭐︎
それではまた〜(=´∀`)人(´∀`=)
作品リスト
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ハッピーエンド(2002年、講談社) - 単行本全1巻・新装版全1巻。描き下ろし作品。
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バラが咲いた ジョージ朝倉初期傑作選(1995年 - 1996年、講談社) - 単行本全1巻。以下、収録作品詳細(収録順)。
・バラが咲いた(別フレDXジュリエット1996年7月号)
・星空で目がくらむ(別フレDXジュリエット1996年1月号)
・星の名前(別フレDXジュリエット1996年3月号)
・PUNKY CAKE JUNK(別フレDXジュリエット1995年5月号)※デビュー作
・青色的少年(別冊フレンド1996年8月号)
- 恋文日和(1999年 - 2004年、別冊フレンド、別フレDX) - 単行本全3巻・愛蔵版全2巻。ラブレターをめぐるオムニバス集。2004年に映画化。2014年にテレビドラマ化。
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ハートを打ちのめせ!(2001年 - 2003年 、Zipper comic、FEEL YOUNG増刊salada、FEEL YOUNG、祥伝社) - 単行本全2巻
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少年少女ロマンス(2002年-2003年、別冊フレンド) - 単行本全3巻、新装版全2巻。
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ピース オブ ケイク(2003年 - 2008年、FEEL YOUNG) - 単行本全5巻。2015年映画化。
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テケテケ★ランデヴー(2009年 - 2014年、Zipper) - 単行本全4巻
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夫婦サファリ(2012年 - 、FEEL YOUNG) - 単行本既刊2巻
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ダンス・ダンス・ダンスール(2015年 - 、ビッグコミックスピリッツ[5]) - 単行本既刊16巻